本門立正宗とは
 釋尊(お釈迦様)の御本懐である法華経を日蓮聖人のように正しく継承し、実践することを目指す教団であります。
「日蓮と同意ならば地涌の菩薩たらんか、地涌の菩薩に定まりなば釈尊の弟子たること、豈疑うべきや」(諸法実相抄)
日蓮聖人と同じように法華経を正しく保たせて頂いただくとは、日蓮聖人が如くの折伏弘通を標榜することでもあり、戦時中の国家神道の弾圧にも屈しなかった歴史を誇りに、あらゆる邪教迷信の迷妄を打破し、現代に正しく法華経の精神を伝えていこうと志しているのが、
『本門立正宗』なのであります。

釋尊の教え

 仏教は、お釈迦様(釈尊=釈迦牟尼仏)が今から三千年程前にインドで説かれた教えです。仏教で最も優れた教は法華經(ほけきょう)(釈尊出生の本懐の教え)ですが、当宗はこの法華經を正しく伝えてきた本流と自認している教団です。
 世界三大宗教と言われている仏教以外の宗教に、キリスト教とイスラム教がありますがどちらも元はゾロアスター教から始まり旧約聖書を共通の聖典としている宗教です。ここには無の世界から今あるこの世界が忽然と現れる因果律を無視した滑稽無稽な物語がベースとなっています。そのためか全知全能の神が創ったはずのこの世界なのに悪が充満し、その悪に染まった人々を神の名において大量虐殺を繰り返すという歴史を有しておりいわば破綻した宗教と言えます。釈尊は当初から法華経を説かれようとされますが、その当時の衆生は釋尊の悟りそのものを理解できるレベルの人々ではなかったので、いろいろな方便や仮の教えを説かれ実在する本仏の実体(久遠実成の本仏)と人間とは何かを解き明かす「一念三千」の法門を説かれました。その教えの要諦とは、「全ての衆生は真に尊き存在(本仏)に気づき、その尊さ(仏性)を自己の中に確立させよ」ということを説かれたのです。仏教は、全ての衆生が差別無く救済される教えであり、いつの時代も変わらず成仏が叶う宗教であります。

本門立正宗の沿革

 当宗は建長五年(1253年)四月二十八日の日蓮聖人の御開教七百年を期して開導顕正院日哲上人が、昭和二十七年四月二十八日に別府に於いて純正日蓮主義本門立正講として御開教され、昭和三十年九月二十六日に小倉に本部を移転し、宗教法人本門立正宗と改名されました。福岡県旧小倉市(現:北九州市小倉北区)現在、本部道場は福岡県遠賀郡遠賀町に移転しています。
 また、本門立正宗は第2次世界大戦の時に国家神道の弾圧にも屈せず正法である法華経を護持させて頂いた宗派であります。名古屋勝川の本門佛立講の法主日種上人とその弟子の日哲上人(後に別格道場として独立を日種上人から許され本門立正宗の導師となる)は断固として国家神道による天照皇大神のお札の祭祀強要を拒否したのでした。そのために官憲に逮捕され2年間にわたり獄につながれ過酷な取り調べを受けるという御法難に遭われます。因みにその他の宗派ほとんど全て国家神道の軍門に降り国家神道を受容するだけでなく、むしろ積極的に賛同・協力をしています。釈尊の正法(法華経)を護持するためには、「我れ身命を愛せず但だ無上道を惜しむ」(法華経勧持品)という精神と実行こそを本門立正宗の理念として今もなお活動しているのであります。